アスタキサンチンを多く含む食品、食材とは
アスタキサンチンの有効な補給源は魚介類です。
とくにアスタキサンチン特有の色合いである「赤」の濃い魚は豊富に含んでいます。
本来白身魚である鮭が赤い色をしているのは、まさにアスタキサンチンの作用です。
以下に、鮭に含まれるアスタキサンチンの量(mg/100g)を提示します。
種類 | 含有量 |
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紅鮭 | 2.5〜3.5 |
キングサーモン | 1.0〜2.0 |
銀鮭 | 0.8〜2.0 |
白鮭 | 0.3〜0.8 |
大西洋鮭 | 0.3〜0.8 |
樺太鱒 | 0.1〜0.5 |
鮭以外のアスタキサンチンの量(mg/100g)は次の通りです。
種類 | 含有量 |
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金目鯛(体表) | 2.0〜3.0 |
キンキ(体表) | 2.0〜3.0 |
イクラ、スジコ | 0.8 |
車海老(身) | 0.66 |
甘エビ(身) | 0.99 |
毛ガニ(身) | 1.11 |
金目鯛やキンキ、メバルなどの皮の赤い魚の魚肉にはアスタキサンチンは含まれていません。
必ず皮ごと食べましょう。
また、エビやカニも殻ごと食べられるサクラエビやワタリガニが最適です。
赤い魚ほどアスタキサンチンは豊富ですが、加熱すると白くなるマグロやカツオなどにはアスタキサンチンは含まれていません。
これはミオグロビンという別の色素の働きです。
加熱しても赤い、もしくは加熱すると赤くなるのがアスタキサンチンの特徴です。
アスタキサンチンの効果的な調理法と食べ方
上記に書いたように、アスタキサンチンは加熱しても赤みが失われることはありません。
熱に強く、水に溶けにくい脂溶性の成分ですので、どのように調理しても問題なく、好きなように食べてもしっかり摂取できます。
この際、水溶性の抗酸化物質であるビタミンCなどを一緒に食べると、相乗効果を得ることができます。
脂溶性と水溶性の抗酸化成分は、お互いに役割を分担しながら相互に協力して活性酸素を撃退します。
ただ、そうしたバランスを考えながら、毎日健康効果、美容効果が期待できるだけのアスタキサンチンを摂取し続けるのは難しいでしょう。
鮭の切り身ひとつで約1mgのアスタキサンチンを補えますが、健康効果、美容効果が期待できるのは一日6mgのアスタキサンチンです。
毎日魚を食べる習慣のある人ならば別ですが、そうでない人にとってはやはりサプリメントで補う方が簡単で手っ取り早いでしょう。
サプリメントによってはビタミンCやビタミンEを一緒に配合しているものもあります。
そうした製品を利用することで、バランスよく、かつアスタキサンチンの効果を最大限引き出す摂取の仕方が可能になります。
アスタキサンチンのサプリメントについても色々と紹介していきますので、ぜひ参考にして下さいね。